三重県迫間浦産ブランド真鯛
鯛を育てるなら、迫間(はさま)。
「タイの里」として釣り人からも親しまれる三重県迫間浦は、入り江の奥深くにあり、一年中穏やかな気候と安定した水質がつづくため、真鯛たちがのびのび健やかに育つのに適した環境がととのっています。
そんな海から、丁寧に網ですくい上げた鯛を、その日のうちに手際よく下処理してすぐに真空パックへ。新鮮さとおいしさをそのまま自宅へ直送するのが【真鯛の水洗い】です。水から揚がったばかりの鯛の身は、少しコリコリして固い状態。翌日、おうちに届く頃には身がやわらかくなり、甘みも増していきます。直送だから味わえる、とろけるような食感を、ぜひ一度、ご賞味あれ!
迫間浦は、自然ゆたかな山々に包まれるように、湾の奥へとのびる入り江。
雨が降るたびに、植物性プランクトンなどの栄養が山から海へとけこみ、真鯛たちはその栄養をたっぷりと受けとって、その身にたっぷりと旨みを育んでいきます。
ここ数年、養殖の価値が注目されています。迫間浦の真鯛たちは、養殖家が一日に何度も餌の食べ具合や体調のチェックを行っているため、一年中栄養状態がよく、どの季節も脂がしっかり乗っています。さらに、ひとつの網で育てる匹数を抑える“薄飼い”によって、どの鯛にもまんべんなく餌が行きわたる環境を保ちつづけています。
うろこを傷つけないように丁寧にすくい上げた真鯛を、海のすぐそばの調理場で、その日のうちに内臓とうろこの処理をして配送します。鯛は水揚げから2〜3日後にいちばん甘みが出て、身もやわらかくなるため、ご自宅に着く頃にはちょうど食べごろに。サイズにもこだわって、筋肉が付き過ぎず、ボリューム感と肉質のバランスが絶妙な1〜1.5kgの鯛を厳選してお届けします。
水洗いとは、魚のエラとハラ(内臓)を取り出す下処理のこと。養殖場にある調理場ですぐに水洗いして、真空パックすることで、鯛の身は海から揚がったままの鮮度を保ち、その後の調理もスムーズになります。熟練の料理人の手仕事と、専用の機械を組み合わせて、真鯛をいちばん良い状態でお届けできるように努めています。
調理の手間をなるべくかけず、届いてすぐにお刺身や焼き魚にして食べたいという方は、【三枚おろし】がおすすめ。「自分で魚をさばくのが好き!」「家族で体験してみたい!」という方は、【丸々一匹】をどうぞ。三枚おろしには【皮あり】と【皮なし】があり、【皮なし】はそのまま綺麗なお刺身に、湯引きや焼き魚で皮の風味も楽しみたいという方は【皮あり】をおすすめします。
昔から養殖業を営んできた僕の家族は、迫間浦の鯛に魅せられてこの地に移り住んできました。僕が23才でこの仕事を始めたころ、ベテランの先輩から「鯛と会話せえ」と教わりました。はじめは全然意味が分からなくて、3年間毎日海へ出て、ず〜〜っと鯛を見つめていました。そうすると、「もっと餌をくれ」「もうお腹いっぱいだぞ」という鯛の気持ちが、こちらに届いてくるようになったのです。餌の食べ方ひとつが、鯛の健康状態に直結します。今も1日3回は鯛と会話するために筏(いかだ)の上を歩き回っています。「迫間浦の鯛をブランドにしたい」。そんな夢に向かって育てている自慢の真鯛を、ぜひ味わってみてください。